ホーム > 共同利用研究 > 共同利用研究の公募事項別の内容

公募事項別の内容

岡崎統合バイオサイエンスセンターは2013年4月に「バイオセンシング研究領域」「生命動秩序研究領域」「生命時空間設計研究領域」へと発展的に改組しました。「生命時空間設計研究領域」では、生命現象のさまざまな階層において、時間と空間の規定と制御に関わるメカニズムを多面的に明らかにすることを目的として研究を進めます。「バイオセンシング研究領域」では、分子から個体までのセンシング機構を駆使して生存している生物の生命システムのダイナミズムの解明に迫るために、環境情報の感知に関わるバイオセンシング機構研究を推進します。「生命動秩序研究領域」では、生命体を構成する多数の素子(個体を構成する細胞、あるいは細胞を構成する分子)がダイナミックな離合集散を通じて柔軟かつロバストな高次秩序系を創発する仕組みを理解することを目指して研究を進めます。

(1) 次世代バイオ共同利用研究(研究期間:平成27年4月〜平成28年3月)
  • 1) 対象とする研究等
    提案代表者が企画した研究課題について複数の研究者によって行われる研究をいい、提案代表者は岡崎3機関以外に所属する研究者等とし、下記に示す岡崎統合バイオサイエンスセンターの特任准教授の参加が必要です。
  • 2) 研究報告書
    研究終了後、30日以内に提案代表者からセンター長に提出する必要があります。
  • 3) 受入研究部門
    生命時空間設計研究領域 核内ゲノム動態研究部門
    (宮成悠介 特任准教授)
    URL: http://www.oib.orion.ac.jp/Lab/Biodesign/miyanari.html
    E-mail: miyanari@nibb.ac.jp
    バイオセンシング研究領域 生体制御シグナル研究部門
    (佐藤幸治 特任准教授)
    URL:http://www.nips.ac.jp/bs/index.html
    E-mail: ksato@nips.ac.jp
    生命動秩序形成研究領域 構成生物学研究部門
    (栗原顕輔 特任准教授)
    URL:http://www.oib.orion.ac.jp/Lab/Bioorganization/Kurihara.html
    E-mail: kkurihara@ims.ac.jp
(2) 次世代バイオ共同利用実験(研究期間:平成27年4月〜平成28年3月)
  • 1) 対象とする実験等
    岡崎3機関以外に所属する研究者が岡崎統合バイオサイエンスセンターに設置されている以下の3つの機器を利用して共同実験を行うもので、研究者は岡崎に滞在して実験を行います。
  • 2) 利用可能設備
    @ 超分子質量分析装置
    (担当者:加藤晃一 kkatonmr@ims.ac.jp, (0564) 59-5225、
    内山 進 suchi@bio.eng.osaka-u.ac.jp)
    Q-TOF型質量分析計。穏やかな段階的脱溶媒和により、非共有結合性の弱い結びつきにより形成された生体分子複合体であっても丸ごと複合体の質量を決定することが可能となります。
    A 高速ライブイメージングシステム
    (担当者:高田慎治 stakada@nibb.ac.jp, (0564) 59-5241、
    宮成悠介 miyanari@nibb.ac.jp, (0564) 59-5850)
    細胞培養装置とスピニングディスク型共焦点顕微鏡が一体となった装置。3つのレーザー(488, 560, 640 nm)を搭載しており、安定した環境で長時間(〜1週間)のライブイメージングが可能となります。
    B 全反射顕微鏡システム
    (担当者:佐藤幸治 ksato@nips.ac.jp, (0564)-59-5296、
     富永真琴 tominaga@nips.ac.jp,(0564)-59-5286)
    電動倒立顕微鏡にTIRF照明(405/488/561 nmレーザー)を取り付けてあります。検 出器はAndorのEM-CCDです。対物レンズに100倍TIRFを用い、一分子計測やHILOイ メージングが可能です。
  • 3) 研究報告書
    研究終了後、30日以内に提案代表者からセンター長に提出する必要があります。