岡崎統合バイオサイエンスセンターリポート2012

岡崎統合バイオサイエンスセンターリポート2012の刊行にあたって

新たなバイオサイエンス分野の開拓という設立という趣旨のもと、岡崎統合バイオサイエンスセンタ―は10年以上に渡り、質の高い研究を展開してきた。これまで、多くの研究教育職員や技術・事務支援員の方々が本センタ―に関わり、数々のすばらしい成果に貢献して来ていただいたことに、改めて感謝の意を表したいと思う。本年度は、桑島教授が停年をお迎えになり、統合バイオからご退任されることとなった。統合的なバイオサイエンスというものに対して、桑島先生が研究と教育の両面から情熱をもって推進されたことは多くの人の知るところである。統合バイオで停年を迎えられるのは、北川教授、永山教授に続き3人目ということであるが、桑島先生はもちろんのこと、前のお二人の先生方も統合バイオサイエンスの推進に多大なるご尽力をいただいたことを今一度よくふまえ、岡崎統合バイオサイエンスセンターのこれからのあり方についてセンタ―の皆さんと考えて行きたいと思う。次年度以降に加わる新しいメンバーとともに、新たな統合バイオサイエンスの創出に向け、さらなる一歩を進めていきたい。

第6期センター長 高田 慎治