岡崎統合バイオサイエンスセンター サマースクール2010

岡崎統合バイオサイエンスサマースクール

趣 旨

多くの生物にとって最も重要な高次生命現象の一つとして「生殖」を挙げることができる。この生殖に中心的な役割を果たす細胞が「配偶子」である。動物の発生過程において配偶子が形成される機構には未だ多くの謎が残されている。たとえば、配偶子を連続して生み出すことが出来る幹細胞が形成/維持される機構はホットなトピックスとなっている。また、生物が環境をセンシングし配偶子の形成を制御する機構も多くの研究者の興味を引きつけてやまない。さらに、このような基礎研究を基盤とした技術開発も精力的に行われつつある。本サマースクールでは、主にこのようなテーマを取り上げ、配偶子制御に関わる生命システムの解明、環境センシングに関わる分子機能の解明、さらに医学や水産学分野への発展を目指した最新の研究を紹介する。学部4年生、大学院生やポストドクを対象とした一連の講義を行うとともに、岡崎統合バイオサイエンスセンターの研究室紹介を実施する。

Page Top